■ 文字をデザインするという発想

あなたは「Webサイトの文字をカッコよくデザインする」という発想をお持ちでしょうか?
もちろん「デザイン」というからには「見た目の印象」つまり「インパクトやカッコ良さ」が重要です。

「画像の使い方やレイアウトのデザインについては、
聞いたことがあるけど、文字のデザインなんて聞いたことないな、、」

という方もおられると思いますが、これは実は、誰もが「意識せず」にしている超基本的なことです。
ただし注意して欲しいのは「意識していない」ということは、「個人差」があるということ。
もしかすると、あなた自身も知らないうちに「損」をしているかもしれないということです。


「ええ!?文字までデザインしないといけないの?(めんどうだ、、、)」

と、私のような”なまけものさん”もどうかご安心ください!(笑)
これは「技術」というよりも「考え方」の方がとても大切です。
技術やノウハウは「積み重ね」が必要ですが、考え方はすぐに変えることができますよね?
「意識的に」文字をデザインするだけで、誰でもカッコよくWebデザインすることが可能なのです。

では、さっそくはじめに、文字のデザインにおいて非常に重要な「ことば」をご紹介します。

「全てのデザインには意味がある。」

(↑ 映画「マトリックス」の1フレーズみたいですね(笑))


▼文字をデザインする
カッコイイWebサイトにするには、「文字をデザインする」という考え方が必要です。
あなたが大好きな「お気に入り」に入れているWebサイトのことを思い出してみてください。
しばらく見ていると、とっても読みやすいということに気が付きませんか?
読みやすい理由はわかりますよね?もちろん「文字がデザインされている」からです。

これから、あなたはワクワク楽しい、素晴らしいWebサイトをつくっていきます。
するとそのうち、「もっとたくさんの人に読んでもらいたい!」と思うようになるでしょう。

ならば、肝に命じておいてください。

「文字をデザインする」という発想がなければ、読んでもらえない可能性さえあるのです。
例えそのWebサイトがどれほど素晴らしい価値があるものであったとしても、それは変わりません。


これは、それほどむずかしいものではないので、ポイントをまとめながらご説明します。

◆ポイント
・「意味のないデザイン」は「デザイン」ではない。
・「意味のないデザイン」は、単なるカタチに過ぎない。

私があなたに目指して欲しいのは「カッコ良いだけのWebデザイン」ではありません。

もし今、あなたがそのようなWebデザインを目指していたのならば、
このポイントを、ほんのちょっぴりでも良いので「意識」してみてください。
たったそれだけのことでも、あなたのWebデザインは、間違いなく変わりますから。
それほど、この「意識」はWebデザインにおいて重要なことなのです。


さあ、この調子で次は「文字の大きさをデザインする意味」について考えてみましょう。


▼文字の「大きさ」をデザインする
・文字は大きい方が読みやすい。
・文字は大きい方が親しみやすい。
・リンク部分の文字は大きい方が分かりやすい。
・リンク部分の文字は大きい方がクリックされやすい。
・リンク部分は詳しい説明を書いたほうがクリックされやすい。

一言に「文字のデザイン」といってもこれだけのことがあるのです。

ところで、あなたは「クリック率」ということばをご存知でしょうか?
話のついでに「クリック率」についても考えていきましょう。

(マニアックな情報誌?【ウェブつく】をお読みのあなたならば、
もちろんご存知だと思いますが、念のためにさらにおさらいしましょう(笑))


◆クリック率とは何か?
「クリック率」とは、リンクが読者によってクリックされる確率のことです。
読者が次のページを見てくれるかどうか?はクリック率を調べると簡単に把握することができます。
例えば、Webサイトに1日1000名が訪れていて、あるリンクが100回クリックされるとしたら?

100(回) ÷ 1000(名) × 100 = 10%(クリック率)
となり、つまりこのリンクの「クリック率」は「10%」ということになります。
ちなみに、クリック率10%は分かりやすい数字ですが、一般的に言うと恐ろしく高い数値です。


「わぉ!次が見てみたい!」
「じゃあ、クリックしてみよう。。。」

(↑ 表現が少し古い、、、(笑))


あなたがとても興味のあることについて書かれた、情報満載のWebサイトを発見したとき、
このようにワクワクした感じで、次のページへのリンクをクリックしているはずです。

(↑ 「次は何が書いてあるんだろう??早く次が見たいなぁ。。」という感じです。)

このことは、あなたのWebサイトの読者でも、まったく同じことです。
あなたも、読者もドキドキ、ワクワクするような楽しいリンクを作っていきましょう。

しかし、1つだけ注意してください。あなたが望んでいたモノ、欲しかったモノが何もない。
もしも、そんなページに出会っってしまったら、、あなただったらどのように思いますか?
そう考えてみると、あることがハッキリと分かるはずです。具体的に何をすべきか?分かるはずです。


「クリックする」ということは本来楽しいことです。
本来、読者は楽しみ(=情報)を求めて、あなたが用意したリンクをクリックするのです。
そして立ち去るときは、なんともいえない、なんとなく淋しいキモチになるのです。


「わぉ!次が見てみたい!」
「じゃあ、クリックしてみよう。。。」
「楽しかった!きっと、また来ますからね。。。」

この流れをつくることが「クリック率を上げる基本」だとおぼえておいてくださいね。
あなたがつくるべきWebサイトは「楽しくて仕方がない!」そんなWebサイトなのですから。


PS: 実は「クリック率」を高めるノウハウというものはたくさんあります。
しかし、間違った「クリック率向上法」は読者をガッカリさせる原因にもなる、、、
このことを、しっかりと忘れず、憶えておいてくださいね。。。